2019年2月時点において、VPNサーバー機能が付いたWi-Fiルーターにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。なお、NECとエレコムには該当する製品は無いようです。製品のリンクは公式ページに飛びます。
バッファロー
国産メーカーの中でも有名なバッファロー。ルーターはとりあえずバッファローという方もいるのではないでしょうか。
外出先からVPN接続するには、対応ルーターの準備以外に、「固定IP」か「ダイナミックDNS」どちらかの申し込みが必要になります。バッファローの場合「バッファロー・ダイナミックDNSサービス」という名称で、有償にて提供しています。他社提供の無料の「NO-IP」DDNSサービスにも対応。
- WTR-M2133HP(IPv6 / IPoE + IPv4 over IPv6 対応)
- WRM-D2133HP (IPv6 / IPoE + IPv4 over IPv6 対応)
- WXR-2533DHP2 (IPv6 / IPoE + IPv4 over IPv6 対応)
- WXR-1900DHP3 (IPv6 / IPoE + IPv4 over IPv6 対応)
- WXR-1750DHP2 (IPv6 / IPoE + IPv4 over IPv6 対応)
アイ・オー・データ
私自身、現在利用中のアイ・オー・データ。機能が豊富で値段も安く、とりあえず試してみたいという方にはおすすめです。なにより、ダイナミックDNSサービスの「iobb.net」が無料で使えるところが素敵です。iobb.netは「アイオーポータル」というサイトから申し込めます。
- WN-AX2033GR2 (IPv6 / IPoE + IPv4 over IPv6 対応)
- WN-AX1167GR2 (IPv6 / IPoE + IPv4 over IPv6 対応)
ASUS
台湾メーカーのASUS。読み方は「エイスース」「エイサス」など諸説ありますが、正解はわかりません。海外メーカーだからといって品質が劣るといったことはありませんが、日本国内のみでしか必要とされない一部機能(IPv6/IPoE + IPv4 over IPv6)には対応していません。(※IPv6で接続することはできます)
ASUSも独自のDDNSサービス「ASUSダイナミックDNSサービス」が無料で使えます。
TP-Link
中国のメーカーです。TP-Link DDNSサービスが無料で使えますが、一定時間経過後につながらなくなるという情報があります。他社提供の「NO-IP」というダイナミックDNSサービスに対応しているので、それを無料で利用するのも手です。
気になる1台
synology 製 MR2200ac
今私が気になっている1台がMR2200acです。synologyは台湾のメーカーで、NAS(ネットワークストレージ)で有名です。ルーターに関しても、日本を意識した設計になっており、良さそうです。趣味で1台ほしいです。
VPNサーバー機能
VPNも様々な種類に対応しており、独自のダイナミックDNSサービスも無料で使えます。さらに拠点間接続に対応しているので、離れた事務所どうしを繋ぎ、疑似的にひとつのネットワークとして運用できます。
最新のセキュリティ機能WPA3
MR2200acは最新のセキュリティ機能WPA3に対応しています。WPA3は従来のWPA2の弱点を克服したものとなっています。WPA3を使って通信するには、クライアント(子機)側でもWPA3に対応している必要があります。クライアント側のソフトウェアアップデートで対応できるのならいいのですが、そう簡単にはいかないようです。WPA3対応のハードウェアが広まるまで、ルーター側のWPA3機能は活かされないかもしれません。私自身要調査。