光回線を楽天ひかりに乗り換えました。前回の報告でIPv4 PPPoE 接続に関して、正常に接続し高速なインターネット通信ができることを確認しました。
そこで今回はより高速なインターネット接続が可能となる、楽天ひかりIPv6クロスパス接続の設定を行いました。
楽天ひかりIPv6クロスパス接続設定方法
1.クロスパス接続対応ルーターの確認
はじめに手持ちのルーターがクロスパス接続に対応しているかどうか確認する必要があります。
楽天ひかりの公式サイトに一覧が載っています。
![対応ルーター](https://i0.wp.com/oyamadenshi.com/wp-content/uploads/2021/05/R_v6_taiou_route2.png?resize=533%2C306&ssl=1)
私の使っているルーターはIO-DATAのWN-AX1167GR2ですが、対応ルーターの中の「利用前に設定が必要なルーター」の一覧の中にありました。
新しい機種なら設定不要の「接続するだけで利用できるルーター」に該当する場合もあります。
2.ルーターの設定方法
設定方法はIO-DATAの公式サイトを参考にしました。
楽天ひかりのクロスパス接続は IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6 (DS-Lite) 方式に該当します。
![クロスパスiodataQA](https://i0.wp.com/oyamadenshi.com/wp-content/uploads/2021/05/R_v6_iodata_QA.png?resize=638%2C375&ssl=1)
![クロスパス設定方法](https://i0.wp.com/oyamadenshi.com/wp-content/uploads/2021/05/R_v6_iodata_set.png?resize=627%2C434&ssl=1)
「IPv6機能」の項目は、私の場合ひかり電話の契約は無いので、「IPv6ブリッジ」を選びました。
「AFTRアドレス」の項目には「dgw.xpass.jp」と入力します。
設定変更ボタンを押して、数分待てば設定完了です。
3.クロスパス接続の確認
正常にクロスパス接続ができているか確認する必要があります。
確認方法は楽天ひかりの公式サイトに載っています。
![クロスパス確認](https://i0.wp.com/oyamadenshi.com/wp-content/uploads/2021/05/R_ipv6_kakunin.png?resize=920%2C398&ssl=1)
IPv4のIPアドレスが「133.32.xxx.yyy」かつ「xxx」が224~255, 「yyy」が0~255 となっていればOKです。
上記の方法に従い IPv4 アドレスを調べ、正常に IPv6クロスパス接続ができていることを確認しました。
![クロスパスv4アドレス](https://i0.wp.com/oyamadenshi.com/wp-content/uploads/2021/05/R_v6_v4address.png?resize=510%2C256&ssl=1)
4.クロスパス接続の回線速度を測定
以下に回線速度測定結果を示します。
参考に前回行った IPv4 PPPoE 接続のときの回線速度を載せておきます。
![クロスパス速度](https://i0.wp.com/oyamadenshi.com/wp-content/uploads/2021/05/R_speed_crosspass-1.png?resize=484%2C253&ssl=1)
![ipv4速度](https://i0.wp.com/oyamadenshi.com/wp-content/uploads/2021/05/R_speed_jnic2.png?resize=519%2C252&ssl=1)
クロスパス接続をしたことにより、ダウンロード速度が少し上がりましたが、アップロード速度はほぼ変わりませんでした。
IPv4 PPPoE 接続の時点で十分高速なので、なにか速度の上限に達している可能性があります。
時期や時間帯によってIPv4 PPPoE接続の速度が低下する可能性もあるので、接続をIPv4 PPPoEに戻して様子を見たいと思います。
楽天ひかりの評価、満足度
約2ヶ月ほど使いましたが、高速で安定した動作をしており満足しています。
2021年5月現在、1年無料または割引のキャンペーンをやっています。
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IPv6クロスパス方式の位置づけ
楽天ひかりのIPv6クロスパス方式は、IPv6 IPoE と IPv4 over IPv6 技術を使って、従来のIPv4 PPPoE 方式に比べてより高速なインターネット通信が可能になる技術です。
IPv6 IPoE と IPv4 over IPv6 を実現させる技術としてMAP-EとDS-Liteがあり、クロスパスはDS-Liteを使っています。
MAP-Eを使っているサービスは「v6プラス」「IPv6オプション」「OCNバーチャルコネクト」等があります。
DS-Liteを使っているサービスは「クロスパス」のほかに「transix」があります。
![クロスパス位置づけ](https://i0.wp.com/oyamadenshi.com/wp-content/uploads/2021/05/R_crosspass_toha.png?resize=551%2C291&ssl=1)
中途半端ですがまた次回。
クロスパス環境下での自宅サーバー公開やVPN構築等を考えています。