ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアで買ったスマホは、他社では使えないようにロックがかかっています。せっかく高いお金を払って買ったスマホに、勝手にロックがかけられ、消費者の自由が奪われるのは困ります。そこで今回は、SIMフリースマホを利用することで、自由で割安なスマホライフの提案をおこないます。
SIMフリースマホとは
SIMフリースマホとは、どの回線事業者と契約しても利用することができるスマホのことです。回線事業者とは、3大キャリアとMVNO(格安SIM事業者)のことです。本来、どの回線と契約しても使えるのは当たり前だと思うのですが、3大キャリアからスマホを買うと、その当たり前は制限されます。
キャリアによるSIMロック
自社回線でしかスマホが使えないようにすることを「SIMロック」といいます。ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは顧客の囲い込みのために、あえてSIMロックをしています。
消費者側もスマホを契約するときは、スマホ本体と回線契約がセットになってるのが当然だと思っている方が多いようです。「本体と通信料で月額料金はこれだけです」という言い方をされれば、消費者も「そういうもんなんだ」と契約してしまします。キャリア3社が同じやり方なら尚更です。
気がついてしまった消費者
以上のようなキャリアのやり方は消費者の自由を奪い、料金面でも長く端末を使うと損になる等、おかしいのではないかと疑問に思う方が増えてきました。しかし、消費者が声をあげるだけではキャリアは変わりません。消費者に不利な契約をごり押ししようが、キャリア3社が横並びなら、どこかと契約しなければならないため、問題ないのです。
動き出した総務省
3社横並びで消費者に不利な契約を結ばせてきたキャリアに対して、総務省も動きだしました。スマホのSIMロックの解除をしやすくしたり、スマホ本体を契約者にタダ同然で配ることを禁止したりしました。(本体を無料にすると、その分高い月額料金を払うので、長く使うほど損になる。)
それでもキャリアは抜け道を見つけ、本体を大幅値引きし、高い月額料金を維持しています。それに対して総務省は、本体と通信料の料金を完全に分離し、わかりやすい料金体系にすることを求めていますが、今後どうなっていくかは分かりません。
SIMフリーで心もフリーに
そこでSIMフリースマホの出番です。最初から本体はSIMフリースマホを選べば、キャリアと消費者の小競り合いとも、総務省とキャリアの小競り合いとも無関係になれます。好きなSIMフリースマホを選び、好きな回線事業者(MVNO)を選べば、選択肢は増え、料金は下がります。
SIMフリースマホを選ぶことにより、消費者は自由を手に入れることができます。万歳!