2021年3月、光回線をフレッツ光ネクスト ファミリータイプから、楽天ひかりに乗り換えました。実際に乗り換えた手順と、乗り換え後の通信速度などについて報告します。
乗り換え前の環境
- フレッツ光ネクスト ファミリータイプを利用
- ひかり電話無しで、ONU(回線終端装置)単体を借用
- ONUから自前のルーター(IO-DATA製 WN-AX1167GR2)を接続
- プロバイダは@niftyを別途契約(光コラボではない)
- @niftyのv6プラス(IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6)接続を利用
乗り換え手順
1. フレッツ光に転用の申し込み
フレッツ光の転用の申し込みをします。解約ではなく転用なので、違約金はかからず、工事も発生しません。光ケーブルもONUも同じものを使います。
転用の申し込みで「転用承諾番号」が発行されます。番号には有効期限があり、期限内に楽天ひかりに申し込みを行います。
2. 楽天ひかりへ申し込み
楽天ひかりに申し込みを行います。この際に上記の「転用承諾番号」が必要になります。申し込み後、私の場合は翌日に利用開始日の案内メールが届きました。
2月上旬に申し込んで3月1日に利用開始となります。
↓楽天ひかり(公式)リンク
3. プロバイダの解約手続き
私の場合、フレッツ光とプロバイダを別々に契約していたので、ブロバイダ解約の作業も必要になります。光コラボを利用の方は、この作業は必要ありません。
今回私はこの作業を忘れており、楽天ひかり開通後、IPv6 IPoEが正常に動作せず、慌ててプロバイダの解約を行いました。なおプロバイダの解約に関しては違約金が3300円(@niftyの場合)かかりました。
4. 開通確認
楽天ひかりの利用開始日となり、開通の確認を行いました。
まずは普通にIPv4 PPPoEで接続しました。IPv4の接続状態について調べた結果を下に示します。
楽天ひかりはアルテリアネットワークスがプロバイダのようなので、これでOKです。
しかし、IPv6の接続状態がおかしいことに気付きました。以下に接続状態の結果を示します。
図の一番下を見ると、IPv6のISP(プロバイダ)が JPNE になっています。JPNEは日本ネットワークイネイブラーのことで、簡単に言えばIPv6のプロバイダです。これは以前の@niftyの接続が残っていることを意味しますので、すぐに@niftyの解約の手続きを行いました。
以前のプロバイダ(@nifty)解約後のIPv6の接続状態について以下に示します。
上の図より、ISP が JPNE から Japan Network Information Center (日本ネットワークインフォメーションセンター)に変わっていることが分かります。Japan Network Information Center は「JPNIC」と略すそうです。紛らわしいですね。
JPNIC はIPv6 アドレスを割り振ることができる一般社団法人だそうです。
プロバイダのようなものと考えて良さそうです。
これまでの結果により、楽天ひかりのIPv4 PPPoE 接続に関しては正常に動作していることが確認できました。
楽天ひかりの通信速度を測定
以下に回線速度の測定結果を示します。
十分に高速で、以前のフレッツ光でのv6プラス接続(IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6)と変わらない速度が出ています。
IPv6 (IPoE / IPv4 over IPv6)クロスパス接続について
楽天ひかりでは、より高速なインターネット接続が可能となる、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続に対応しており、その名称を「IPv6クロスパス」と呼ぶそうです。
今回は楽天ひかりの開通から2日ほど後に、「IPv6 開通完了のお知らせ」というメールが届きました。
次回は楽天ひかりのIPv6クロスパス接続を試してみたいと思います。
↓楽天ひかり(公式)リンク