前回、2台のルーターとスイッチングハブを使い、IPv6 v6プラスとIPv4 PPPoEの両方を利用できる環境を作りました。
そこで今回は、それら環境の動作確認をしたいと思います。
機器構成
前回構成した環境にスマートフォン2台を接続し、動作の確認をしていきます。
IPv6ルーターにスマホを1台、IPv4ルーターにスマホを1台、Wi-Fiで接続し、通信状態などを見ていきます。
v6プラスの確認
まず、v6プラスで接続しているかどうかの確認を行いました。正しく動作している場合、IPv6ルーターに接続されているスマホのみv6プラスで接続されているはずです。
確認方法は、v6プラス提供事業者であるJPNE(日本ネットワークイネイブラー)のサイトで判定してもらいます。
JPNEのこちらのアドレスだと一発で判定できます。
判定結果
IPv6ルーター接続スマホ
v6プラスを使っているという判定です。
IPv4ルーター接続スマホ
v6プラスではないという判定です。ひと安心です。
通信速度の測定
v6プラス接続のほうが速度が出るはずです。特に混雑する時間帯だとその差が大きくなると思われます。
14:00 IPv6ルーター接続スマホ
14:00 IPv4ルーター接続スマホ
0:00 IPv6ルーター接続スマホ
0:00 IPv4ルーター接続スマホ
測定結果一覧
測定した時間が双方の差を見るために適切なのかは疑問ですが、IPv6ルーターに接続したスマホのほうが速度が出る結果になりました。
IPv6ルーター接続スマホ | IPv4ルーター接続スマホ | |
14:00ダウンロード | 87.8 [Mbps] | 72.4 [Mbps] |
14:00アップロード | 90.9 [Mbps] | 68.6 [Mbps] |
0:00ダウンロード | 58.6 [Mbps] | 20.4 [Mbps] |
0:00アップロード | 93.1 [Mbps] | 60.0 [Mbps] |
外部ネットワークからのVPN接続
スマホのWi-Fi接続を切りLTE回線に接続させ、IPv4ルーターにWAN側から接続してみます。
IPv4ルーターはSynology製のMR2200acなので無料の「Synology VPN」が使えます。Synology純正アプリ「VPN Plus」を使ってVPN接続を試しました。
上のスクリーンショットのように無事にVPNに接続することができました。
まとめ
前回作ったIPv6 v6プラスとIPv4 PPPoEの併用環境について、動作確認を行い、正常に動作していることが確認できました。
私自身、外部からLANにアクセスして何かすることが無いので、宝の持ち腐れな環境ですが、興味本位でやってみました。
高額なルーターを導入するよりは安く済むのでいいかもしれません。
今回使用したWi-Fiルーター↓(Amazonリンク)
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