私が使っているSynology製Wi-FiルーターMR2200acが、v6プラス接続に対応しました。
今までは IPv4 PPPoE 接続とVPN用に使っていたのですが、今回はMR2200acをv6プラス接続用に設定を変更してみました。
今までの環境についてはこちら↓
SRM (Synology Router Manager) のバージョンアップ
まずMR2200acの管理ソフトであるSRM (Synology Router Manager) のバージョンアップを行います。
現在のバージョンでもv6プラス接続には対応していますが、様々な改良がされているようなのでアップデートしておきます。
下に新バージョンの新着情報を示します。公式に日本でのv6プラス接続をサポートすると明言されています。
v6プラス設定前 (IPv4 PPPoE接続) の回線速度
v6プラスを設定する前後を比較するために、回線速度を図っておきます。
フレッツ光ネクスト(戸建て)で時間は15:00頃測定。もっと出るかと思っていたのですが、想像以下の数値でした。
MR2200acでv6プラスを設定する方法
方法といっても設定画面をクリックするだけなので難しいことはありません。
設定画面を開いたら「ネットワークセンター」を選びます。
そして、「ネットワークセンター」の左側のメニューで「インターネット」を選べば下の画面が現れます。
この画面で接続タイプを PPPoE から「v6プラス(MAP-E)」に変更します。
これで設定は完了かと思ったら、そうではありませんでした。
IPv6による通信ができない
設定できたと思い、v6プラスサービス提供事業者であるJPNE (Japan Network Enabler) のサイトにて接続判定をしてもらったところ、IPv6を使った通信ができていませんでした。
正常ならば、下の結果で試験3から試験6が「OK」になるはずです。
「IPv6 設定」が必要
インターネット接続設定画面で「IPv6 設定」を選ぶと、デフォルトだと「自動」になっていますが、「IPv6 リレー」か「FLET'S IPv6 サービス」を選べば大丈夫のようです。
また「接続タイプを検出」の「検出」を押しても「IPv6 リレー」が選ばれるようになります。
v6プラス (MAP-E) 設定完了
同様にJPNEのサイトにて接続判定をしてもらったところ、正常な動作が確認されました。
なお試験9が「NG」ですが、私の環境だとホームゲートウェイは使ってないので問題ありません。
v6プラス設定後 (IPv6 IPoE接続) の回線速度
v6プラスの設定ができたので、回線速度を測定しておきました。
フレッツ光ネクスト(戸建て)で時間は15:00頃測定。 v6プラス接続ならこんなものだと思います。
I-O DATA製のWN-AX1167GR2を使ってv6プラス接続していたときも同じような数値が出ていました。
まとめ
- Synology製Wi-FiルーターMR2200ac でv6プラスの設定ができた。
- IPv6 の設定も変更しないとIPv6の通信ができなくなる。
- v6プラス接続にすると、IPv4 PPPoE接続に比べて回線速度が大幅に上昇する。(当たり前か)
- VPN接続がどうなったのか要調査。
- メッシュWi-Fiの機能が気になるが、もう1台買うお金がない。
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